朝来市を訪れるべき6つの理由

眼下に広がる絶景を楽しもう

雲海の出る朝方、まるで天空に浮かんでいるように見える竹田城跡。山頂までの道中は、時に鹿などの生き物が姿を見せる大変自然豊かな山城です。廃城から400年経た今も、当時の特殊な技法で積まれた石垣が残っています。また、ハイキング気分を味わいながら山頂まで登ると、そこには朝来の風景を楽しむことができます。また、山頂からはこれぞ日本の原風景といった趣のある、のどかな景色も見ることができます。

地中に眠る秘宝を探そう

かつて、日本の地中に埋まっていた鉱物は日本の秘宝でした。朝来市は市内の面積のうち山が84%も占める緑豊かな町ですが、その山の地中にはたくさんの銀が埋まっていました。特に生野銀山は、かつて「銀の出ること土砂のごとし」と例えられるほどの豊かな鉱脈でした。生野銀山の歴史は長く、807年には銀が発見されたと伝わっています。この鉱山で取れる鉱物は日本の産業を支え続けてきました。生野銀山の全長はなんと350km、地下880mまで伸びています。今では鉱山としての役目は終えましたが、その歴史的価値から史跡として保存され、地中深くに伸びる鉱脈の一部を見学することができます。夏でもひんやりと冷えている鉱山内には、当時の鉱山員のマネキンがその仕事の様子を伝えています。よくよく目を凝らしてみると、坑道内の一部で今もキラリと光る何かが・・・!?さぁ、冒険へ出かけましょう!

古き良き日本へタイムスリップ

世界の大きな時代の流れの中で、日本も大きく時代が変わりました。その中でも、朝来市5世紀に作られた古墳であったり、16世紀の日本の城跡も見ることができます。そして19世紀後半から始まった近代化産業改革は朝来市が歩んできた長い歴史の中でも、人々の暮らし方や技術が大きく変化した時代でした。今の便利な時代より少し前では当たり前だったアナログな人々の暮らし、文化を垣間見ることができるスポットがあちこちにあります。いろんな時代を、実際に目で見て、触って、日本の田舎生活を体験してみましょう!

美味しい地酒を味わおう

辛口や甘口、色々と種類がありますが、繊細な和食の味を邪魔しないよう作られた日本のお酒が「SAKE」です。日本酒は日本各地で作られています。そして、その土地土地で作られるお酒を「地酒」と呼んでいます。美味しい「SAKE」作りには「寒冷な気候」「美味しいお水」「美味しいお米」が不可欠。そのためSAKEは日本の寒く自然豊かな土地で作られることが多いのです。朝来市は日本の中央あたりに位置しながらも、冬は雪が降りやすく芯から冷える寒い土地。また自然豊かで美味しいお水とお米が取れる酒造りにぴったりの町です。朝来市にも古くから続く酒造屋があります。さぁ、歴史ある酒蔵を見学しつつ美酒に酔いましょう。

絶品和牛を食べよう

朝来市がある兵庫県但馬地方は、世界的にも有名になってきた「神戸牛」の元牛である「但馬牛」が育てられている場所です。朝来市では絶品の牛肉が食べられるお店をはじめ、地元の特産品を扱うお店もいっぱい!田舎ならではの暖かいおもてなしをしてくれるお店も。田園風景の中に突然姿を表すお店もあるので、探検しながら探してみてはどうでしょうか。

神秘の世界へ

朝来市には黒川渓谷という深い谷があります。この渓谷の入口で観光客を迎えてくれるのは銀山湖という大きな湖です。この湖の中央にはぽつんと鳥居が1つ存在しており、森の中に八百万の神がやどっているような神秘的な空気が漂っています。この湖に沿って細い山道を抜けていくと、昔ながらの日本家屋が立ち並び、空気は澄み渡り、木の葉のすれ合う音、美しい川のせせらぎなど、はっと息を飲む世界が待っています。特記すべきは、川には天然記念物のオオサンショウウオや水の綺麗な所に住むアマゴが生息しており、朝来市の自然の豊かさを物語っています。その渓谷の終着点には肌がツルツルになるという黒川温泉があなたを待っています。